読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

風と星と鳥

アイドルの話(嵐さん、ももクロちゃん、NEWSくん)とアイドルじゃない話(OLDCODEX/達央)

光と闇とテゴシゲとシリウス

NEWS

お題「NEWSの7thアルバム「QUARTETTO」で一番好きな曲は何ですか?」

 

QUARTETTOには「光」「闇」とそれに類する(星とか夜とか)ワードがふんだんに散りばめられているなあと思っているのだけど。
その対比、二面性、表裏一体性、のようなものを一番感じたのが「シリウス」だったのです。

ミススレンダのCM当時はろくに聞いておらず(ごめんなさい)、フラゲ日のKラジとアルバムで初めて聞いてからというものすっかり虜になり今では立派なシリウスおばさんになってしまいました。

どうしてこんなにキラキラしていて「君をずっと離さない」なんて歌う愛の歌がこれほどまでに切なく響くのだろう…。
どうしてこんなに素敵な曲がシングルカットされなかったのだろう…。
シリウスのことを想えば想うほど胸が締め付けられる…。

その苦しみは加藤シゲアキさんがジャニーズwebで連載している「シゲアキのクラウド」内のアルバム全曲レビュー(ライナーノーツ)で一層深まりました。

広い宇宙の旅路の果てに見つけたシリウス、自分にとって最も輝くもの、時をも止めてでも離したくない、夢のままいたい、それほどまでに強く想う愛。

の、
歌だと思っていたけど、加藤さんは「葛藤や苦しみ」を意識して歌ったという。

シリウスが輝けば輝くほどに影は濃く降りて、主体(「僕」側)の抱える闇、「叶わない恋」が強調される。
夜空に浮かぶ星、瞳を閉じれば届きそうなのに、近づくほどに遠ざかる。

そもそも、時は止められないし。
最も繰り返されるサビの詞が、不変の真理でもって主体の「君」への思いを否定してくる。 

時は止められないし
夢のままにはいられないし
君と僕は星座になれない
星が一番輝く夜はやがて明けて
叶わぬ恋は朝靄に消えていく
ライブが終わればお家に帰らなきゃならない

 「シリウス」の素晴らしさを想えば想うほど切なくなるのは、シリウスが放つ光が聞き手の闇を濃く映し出すからではないか。
シリウスを拗らせる人はたぶん全員何らかの闇を抱えている(断言)
キラキラした曲ほど切なくなるし、君が輝くほど僕の葛藤や苦しみは深くなるんです。 

途中までなんで深い愛情の歌だと思い込まされたかというとたぶん、手越さんの歌声が意志に満ちすぎていて飲まれたんだと思う。
頭サビから手越さんの歌声で「君をずっと離さない」なんて言われたら、そう歌っているかどうかはともかく、この人なら時だって止められそうで、

そんな手越さんの歌声にのっているのが、加藤さんの上ハモ。

手越が光で加藤が闇なんて言うわけではないのですが、この2人の対称性がシリウスの印象に強く影響を及ぼしていると思う。

頭サビの手越さんの強い歌声に、苦悩の色を足す加藤さんの上ハモ。

一番印象的なのが大サビの加藤さん→手越さんと歌いつなぐところで。
加藤さんパートが主体(闇)の感情を歌い、手越さんパートで君(光)に視線がいくようになっている。
2番のメロのコヤ→シゲ→マス→テゴと歌いつなぐ部分と比べると、テゴシゲで歌っている部分は光も闇も強くて、

 

つまり背中合わせの末っ子尊い。

 

……

 

テゴシゲシリウスおばさんからは以上です。